要望どおりに撮ったら“残念写り”…?|撮影のクオリティを守るためのジレンマ

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こんにちわ、アシスタントのルミです。

今回はちょっとだけ、普段あまり言葉にはしない話をしようかなと思います。

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私たちVIGETETでは、「お任せで!」「雰囲気は任せます〜」と言ってくださるお客様がとても多くて、
それって本当にありがたいことなんです。
信頼して任せてもらえると、こっちも120%の力で“その人らしさ”を引き出せますから。

でも、時々こういう場面もあるんです。

「こんなポーズ撮ってみたいんですけど…」
「このモデルさんの写真と同じ感じでお願いします!」

もちろん、やりたい雰囲気や憧れがあるのは素敵なこと。
だけど――

Yuki

「出た、なんかありそうな前フリ……」

Rumi

「うん、実はね。要望を“全部そのまま”叶えると、クオリティが下がっちゃうこともあるのよ」

今回はそんな「要望とクオリティのジレンマ」について、
真面目に語ってみようと思います。

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目次

おまかせで!が一番クオリティが高い理由

信頼して「おまかせで」と言ってくださる方の撮影って、実は一番仕上がりが良くなることが多いんです。

なぜかというと、カメラマンが“その人に合った角度・ポーズ・空気感”を自由に組み立てられるから。

Yuki

「え、そんなに自由度で違うんだ?」

Rumi

「うん、こっちが考えて動ける余白があると、いい意味で“即興の魔法”が起きるのよ」

「首を少し引いたらフェイスラインがスッとした」
「ポーズを微調整したら脚が長く見えた」
「緊張がほぐれた瞬間に自然な笑顔が出た」──

そういう**“その人だけの瞬間”をキャッチして構図を作れるのが、おまかせ撮影の強さ**なんです。

もちろん要望をいただくことが悪いわけじゃないけど、
「任せてもらえる=可能性を最大限に引き出せる」ってこともあるんです。

でも実はよくある…“要望の罠”

Yuki

「ねえルミ、でもさ、“こういうの撮りたい”って希望があるのって、悪いことじゃないよね?」

Rumi

「もちろん。希望があるのは素敵なこと。でも、“要望どおりに撮ること”がゴールじゃないのよ」

実は、ご要望をそのまま反映してしまうと、逆に魅力が損なわれてしまうケースがよくあります。

たとえば──
「腕を上げるグラビアっぽいポーズ」
実際は二の腕がフェイスラインにかぶって、顔が大きく・太く見えるリスクがあったりします。

Yuki

「えっ、アレってセクシーで良いポーズなんじゃないの…?」

Rumi

「条件が合えば素敵なんだけど、“誰にでも似合う万能ポーズ”ってわけじゃないの」

他にも──

  • 髪の毛を顔の横に垂らす → 顔の輪郭が曖昧になって、膨張して見えることも
  • 上から撮ってほしい → 胸やお腹にボリュームがある方は、重心が下がって見えがち
  • 「黒系のお部屋だけど、ふんわり明るい雰囲気で撮って」
     → 何灯も照明を足して無理やり明るくはできるけど、“不自然な明るさ”が写真ににじんでしまうことも

VIGETETでは、「やりたい雰囲気」を大切にしつつ、
それを“自然な形で魅力に変えるアプローチ”を考えるのがプロの役目だと思っています。

ご要望どおりではなくても、あなたの魅力が一番引き立つ形でお返ししたい。
それが私たちのスタンスです。

Yuki

「言いにくいことも優しく伝えてくれるの、ありがたいよね〜」

参考画像は“勉強”にはなるけど、“再現”はNGなワケ

Yuki

「ねぇルミ、このモデルさんの写真みたいに撮ってください!って言うのもアウトだったりする?」

Rumi

「ううん、アウトじゃないけど、“そこをゴールにしすぎるとキツくなる”ことはあるかな」

プロのグラビアアイドルやモデルの写真って、やっぱり素敵ですよね。
表情・ポージング・雰囲気、どれも“映えるように設計された一枚”です。

でもその写真には、

  • モデル本人の体型・骨格・顔立ち
  • 何時間もかけたライティングと構図
  • 修正ありきの編集処理

……といった**「プロ向けの前提条件」**がたくさん含まれているんです。

だから、まったく同じポーズ・構図を再現しようとすると、
かえってギャップが際立ってしまうことも。


VIGETETとしては、参考画像はあくまで**「雰囲気や方向性を伝える素材」**として使ってもらうのがおすすめです。

「このポーズを真似したい」ではなく、
「この写真みたいに、明るくてナチュラルな感じにしたい」
そんなざっくりしたイメージで共有してもらえると、“その人に合った再解釈”ができるんです。

Yuki

「たしかに、写真の“意味”だけ残す方が安心かも…」

VIGETETが提案する、“あなたに合う魅せ方”

Yuki

「でもさ、言われるがままに撮られるのもちょっと不安だったりしない?」

Rumi

「うん。だからVIGETETは“提案するけど、押しつけない”ってスタンスでやってるの」

VIGETETの撮影は、
“その人の魅力が一番伝わる方法”を考えて、最適な見せ方を一緒に探していくスタイルです。

たとえば──

  • 「足が綺麗だから、あえて座りポーズでフォーカスを当てよう」
  • 「お腹が気になるなら、視線が上半身に集中する構図に変えよう」
  • 「目線が苦手なら、うつむいた仕草の中で雰囲気を出すのもアリ」

そうやって、“隠す”のではなく“活かす”ための調整を、現場でサッと入れていきます。


もし事前に「気になるところ」や「写したいイメージ」がある場合は、
ディレクションシート(事前アンケート)での共有もOK。

希望とプロ目線のバランスを取りながら、
“撮られてよかった”と思える1枚を一緒に作るのが、VIGETETの撮影です。

Yuki

「なんか、撮られるのって怖くないかも……!」

まとめ:プロは“良く見せるために、敢えて外す”こともあるんです

Yuki

「なんか今日の話、ちょっとドキッとした…でも言ってくれてよかったかも」

Rumi

「うん。言いにくいことだけど、“良く見せるため”に大事なことだからね」

写真って、「こうしたい」「こうなりたい」っていう想いも大事だけど、
“どう見えるか”という視点で微調整していくのがプロの役目だと思っています。

だから私たちは、
ご要望にきちんと耳を傾けながら、
「でもこうしたら、もっと素敵に見えるかもしれませんよ?」って、
**あなたの魅力を最大限に引き出す“提案型の撮影”**を大切にしています。


自分の魅力に、自分が気づいてないことってけっこうある

“写り”って、角度やポーズ、表情のちょっとした違いでまったく印象が変わります。
そして実は、自分では気づいてない魅力を、プロがそっと拾ってくれてることって多いんです。

だからこそ、少しだけ信じて任せてみてください。
そのうえで「こうしたい」があるなら、一緒に考えましょう。


Yuki

「アタシ、次撮るとき“おまかせで!”って言ってみようかな」

Rumi

「うん、それが一番の信頼の証だと思うよ」

💬 代表・楓の小言コーナー

へいどうも代表の楓です。またもやブログに出没してみました。

今回のアシスタントちゃんの話って、あくまで“写真的なクオリティ”の話であって、
実は「自身のブランディング」という視点がちょっと抜けてる気がしたので、補足がしたくてさ。

確かに、カメラマンとして写真のクオリティを追求するのは当然大切なんだけど、
そもそもVIGETETに撮影を依頼してくれる子の多くは、

「お客を増やしたい」
「アクセスを上げたい」
「リピーターにアプローチしたい」

…みたいな、“集客”の期待を込めてる子が大半なわけで。

じゃあ「鳴ればそれでOK」かっていうと、そうじゃない。

  • 清純派売りの嬢にエロ売りな写真を撮る
  • ふんわりイメージの子に無理なS系ポーズを当てはめる

…みたいなことやっちゃうと、「確かに鳴るけどクソ客ホイホイになっちゃいました⋯」っていう事態にもなるのよ。

だから、要望を叶えるだけじゃなくて、“本人のブランド”と照らし合わせることがめちゃくちゃ大事。


ということで、VIGETETのスタンスはこう:

  • ブランドがしっかり確立してる子には、
     → 要望とイメージのバランスをとって、その環境でできるベストを尽くす!
  • まだキャラクターが曖昧な子には、
     → 俺たちのノウハウを活かして、ブランディング構築から一緒に考える!

例えば「二の腕が強調されるショット」は、写真的には本来避ける場面が多いけど、
“ぽっちゃり売り”が武器な子だったら、それがむしろ魅力になることもある。

正解ってのは、“誰かの正解”じゃなくて“その人にとっての正解”なんだよね。
だからこそ、しっかりヒアリングして一緒に考えていきましょうや。

VIGETETの強みは、「綺麗に撮る」ことじゃなくて「価値を生む」こと。

…なんて、珍しく真面目に語ってたら眠くなってきたのでこのへんで。じゃあの。

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